「ビニールハウス」試写会で登壇したキムソヒョン氏が圧倒的だった話
おはようございます。
2月29日に韓国映画「ビニールハウス」の日本最速試写会があり、なんと主演女優とキムソヒョン氏が登壇されるとのことで行ってきました。
どうみても内容怖いし、「半地下はまだマシ」のキャッチコピー胡散臭いし(コラ)映画自体は自分が好きなテイストじゃなさそう~と思いつつも、大好きな女優さんを生で拝見できる機会にどきどきでした。
キムソヒョン氏は「善徳女王」で強烈に覚えていて、その後推しを見るために見た「Mine」の役が嵌りすぎてかっこ良すぎてそこからファンになりました。
まじでマインかっこ良すぎたから皆んな見て。。
他にはSKYキャッスルも有名ですよね。
ネタバレしませんので、公式サイトからあらすじを持ってきました。
ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった——。
ずーっと重い雰囲気でシナリオが進んでいきますが、サスペンス要素が強く次が気になる気持ちで見れるので、私はパラサイトよりうっっとはならなかった。
悲劇ですが、終わり方も観客に対する最善だった気がします。。
ただなんかビニールハウスが思ったより何のキーポイントでもなかったような?
上映後30分ほど?主演のキムソヒョン氏と監督イソルヒさん(若くてびっくり)が登壇、インタビューがありました。
もうこのインタビューでまじで感動したの。キムソヒョンさんがどんだけ深い人で深い思いを持って演じているか、30分だけでも伝わってきた。。
もちろん見た目もきれいすぎて、出てきた瞬間オトカジ~!て言うてもうた。なんか綺麗なんだけど可憐さ?を醸し出していて本当に発光していた。
今まで権力や富がある、凛としている役柄が多かったイメージだし綺麗すぎてそういう役が似合ってると思ってたから、今回のこんなボロボロな役・・て思ってたけど、本人はこのムンジョンという役がすっと理解できたし、幸せを追い求める自分と同じだと感じたそうで。
監督は今回自分から何も要求してなくて、ほんとにキムソヒョン氏がすべて理解して演技してくれたから言うことがなかったそうです。
実際ポスターにも「綱渡りのような危うい人生を生きる彼女こそまさに自分自身ではないかと感じた」とあって、え、こんな売れっ子女優が??と思ってましたが、私の見ている大物女優キムソヒョンというイメージと、そのキムソヒョンという人生を生きてる彼女自身には実際それくらいギャップがあるんだろうな、となんだか納得できました。彼女の話す言葉はどれも感性がすごく豊かなのが感じられて、どれだけ純粋で繊細なんだろうかと思ったし、その繊細さが、私が感じた可憐さ?のようなオーラにつながっているような気がした。。
ムンジョンは自身の頬を叩く自傷行為をしてしまうキャラクターだったのですが、それに対して何の質問もされなかったのが不思議だったと監督に対して、キムソヒョン氏は「何も言えない、何もできないよりまだ叩けるほうが良いと思った」と。深すぎ。。
また今後やってみたい役はありますか?という質問には、やりたいと思っていた通りの役が来ることは無いから、やってきたものに全力で臨む」と淡々とお答えでした。その前にもビニールハウスでたくさん賞を受賞したけどどうでしたか?という質問に、私は今まで通り貰った役に臨んだだけです、とも静かに答えていて、長い女優人生を凛と生きてきた貫禄がありました。本当にかっこいい。。。(でも「ラブレター」のような初恋映画はやってみたいそうです。きゃわいい)
フォトタイムではハート作ってくれたりして本当にかわいい綺麗だった。私のIphoneの画質ショボすぎて死ぬ。
ビニールハウス、これだけで見たらなかなか面白いサスペンス映画だったね~で終わりそうなところ、インタビューを実際に聞けて個人的にはむしろ希望すら感じる作品になりました。こんなボロボロの世界もあるんだな、ではなく、これをまるで自分だと感じている売れっ子女優さんの話を聞いて、大きなことをやり遂げていたり周りからすごいと思われる人ほど、大変な人生を生きているのだなと感じた。。でもやっぱりその姿が美しい。
とりあえずいい加減SKYキャッスル見ます。